様々な国からの留学生たちと一緒に学ぶ豊岡さん(上は右端、下は左端が本人、筆者提供、以下同)

 

【筆者:豊岡哲生・海南大学経済学部国際貿易学科3年】

 以前、中国海南島の留学体験を書かせていただいたが、今回はもう一歩踏み込んで経済やトレンド、中国の習慣などに触れてみたいと思う。

感動すら覚えるITの発達

 前回の記事でも中国のITの発達について触れたが、ますますパワーアップしてきている。淘宝(タオバオ)などのECサイトでの商品の問い合わせについては、特異な質問以外は基本的に人工知能が答えていて、質問に対してすぐに返答してくれる。

 最近新たに始まったサービスですごいのが、駐車場料金の電子マネーによる支払いや無人コンビニだ。

 

 駐車場の各所にQRコードが貼ってあり、車の中から携帯のカメラでQRコードを読み取り、自分の車のナンバーを入力して、支付宝やwechatの電子マネーを使って支払い完了、カメラでナンバーを認識するので駐車場を出る時もすんなり出ていける。もうこれには驚きを通り越して感動である。

 

 上海では、レジすら通す必要のない無人コンビニも始まっていて、QRコード認証で入店し、商品を手に取る動作や、バッグに入れる動作をセンサーで認識し、レジを通すことなく、そのまま商品を持って店を出るだけで、電子マネーの口座から自動で支払いが完了する。こういったサービスも何ヶ月かしたら、すぐに海南島に入ってくるだろう。

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