10月19日、訪朝したラブロフ露外相(右)と握手を交わす金正恩国務委員長(『わが民族同士』HPより)
 

 10月17日付第1面下段には、崔龍海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党政治局常務委員・国務委員会第1副委員長・最高人民会議常任委員長が南浦(ナンポ)市内の各単位を「現地了解」したとの記事が掲載された。崔龍海による現地了解報道は、金徳訓(キム・ドックン)内閣総理より少なく、今年で5回目である。

 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、同日付最下段において予告された通り、18日から19日にかけて訪朝した。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との会談について報じた20日付は、ラブロフのほか、同席したロシアの外務次官や駐朝大使に対しても「同志」呼称を付した。会談では「同志的友愛の情が満ちた談話」が交わされ、金正恩は、先月の露朝首脳会談における「合意(複数)を忠実に実現し、安定的で未来志向的な新時代の朝露関係の百年大計を構築し、その威力で両国人民の福利を増進させ、強大な国家建設偉業を強力に推し進めていこうとする」立場を披瀝したという。また、両者は、「(両国が)堅固な政治的および戦略的信頼を土台に複雑多岐な地域および国際情勢に主導的に対処していき、共同の努力ですべての方面で双務的連携を計画的に拡大していくことをはじめ、相互の関心事となっている重要な諸問題について虚心坦懐に意見を交換して見解の一致を見た」という。

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