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投稿者:
momiji
2016年02月09日16時37分
非常に興味深く読みました。
特に、政治言語の逆転現象については、米中心の民主資本制の思考の枠組みそのものを組み直す可能性に満ちたものとして面白い。
翻って日本では、言語、言論、議論というものの訓練が行われず、米国ほどにもそれらの意義に高い価値が与えられていないために、このような盛り上がりは期待できそうにありませんね。非常に残念です。決めつけや二項対立の分かりやすさに逃げず、思考の複雑さに耐えるということの難しさを痛感します。
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投稿者:
nekosuki
2016年02月09日22時25分
台湾の"卓越した選挙'"アジアで最初に近代化を遂げた日本もすっかり追い抜かれている。
また
今回の台湾の選挙と比べて、国民主権の民主国家を自負する我が国ですが、選挙が、政治家の熱意が、そして有権者の思いが、これほど濃縮し密度あるものであったか、考えさせられます。
中国に経済規模で追い抜かれたことなど、大したことではない。というくだりも含蓄のある言葉です。経済も大事だが、それが全てではない、と言われているようで、傾聴すべきことです。
著者が言われるように"台湾のこの先進性に、日本人は一度我が身を振り返ってみる"ことも必要ではないかと素直に感じ入った次第でした。
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投稿者:
maruma
2016年02月11日00時55分
アメリカの格差社会の中で割を食っている「下層中産階級の叫び声」に響く主張をしているのがトランプ、サンダース両候補であるという風にもとれますが、それは両候補のどのような主張がそれにあたっているのかというのを具体的に示して頂けると有り難いなと思います。
というのも、その政策が日本の国益にとって吉なのか凶なのかということこそ、日本としては心配しなければならないことだと思うからです。
両候補の「下層中産階級の叫び声」に響く主張が、仮に例えば米国への他国の進出を否定的に見るようなものであったり、中国を利するようなものであった場合は、大いに懸念すべきものでしょう。
そういう意味で我が国としては、どの候補が最も望ましいのかという観点もあれば参考になったかと思います。
また、台湾の選挙が、どのような点で素晴らしかったのか、もよく分かりません。「活気溢れる選挙運動。若者たちの積極参加。」あたりがそうなのかなとも思いますが、これは選挙制度ではなく、選挙候補者側の活動のことですから、ちょっと先進的選挙の理由ではないような気もします。
具体的に先進的選挙がどの点なのかを示して頂けると助かります。
台湾の方が今回の結果に沸いているのはなんとなくわかるものの、どういった点を学ぶべきかという点が具体的になっているとさらに理解が深まろうかと思います。
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投稿者:
naturalist
2016年02月09日21時46分
今日、格差はアメリカにあっては常軌を逸しており、日本にも忍び寄っています。格差がいかに社会を蝕むものであるかにより多くの人々が気付いてくれば政治を変える動きとなるのでしょうか。そこで政治言語ですが、海に囲まれた島国の日本は陸続きの国とは違って、多文化と混じり合うことがあまり無かったために、腹芸というコミュニケーションなどもあり、議論の技もなかなか発展しませんでした。政府要人や企業その他社会の重鎮等、パブリック・スピーチの訓練を受けていないので洗練された発言を耳にするのはまれです。アメリカの政治言語の逆転現象は共産主義に対するアレルギーとプロテスタントの価値観の転換に迫られているからだと思います。フランスと対照的ですが、欧州は日本とは対照的に移民や人種の問題に悩まされています。人類全体の福祉厚生を真剣に考える時がきています。要は最大多数の最大幸福です。
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naturalist
2016年02月09日21時46分
今日、格差はアメリカにあっては常軌を逸しており、日本にも忍び寄っています。格差がいかに社会を蝕むものであるかにより多くの人々が気付いてくれば政治を変える動きとなるのでしょうか。そこで政治言語ですが、海に囲まれた島国の日本は陸続きの国とは違って、多文化と混じり合うことがあまり無かったために、腹芸というコミュニケーションなどもあり、議論の技もなかなか発展しませんでした。政府要人や企業その他社会の重鎮等、パブリック・スピーチの訓練を受けていないので洗練された発言を耳にするのはまれです。アメリカの政治言語の逆転現象は共産主義に対するアレルギーとプロテスタントの価値観の転換に迫られているからだと思います。フランスと対照的ですが、欧州は日本とは対照的に移民や人種の問題に悩まされています。人類全体の福祉厚生を真剣に考える時がきています。要は最大多数の最大幸福です。
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特に、政治言語の逆転現象については、米中心の民主資本制の思考の枠組みそのものを組み直す可能性に満ちたものとして面白い。
翻って日本では、言語、言論、議論というものの訓練が行われず、米国ほどにもそれらの意義に高い価値が与えられていないために、このような盛り上がりは期待できそうにありませんね。非常に残念です。決めつけや二項対立の分かりやすさに逃げず、思考の複雑さに耐えるということの難しさを痛感します。