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投稿者:maruma2017年02月15日03時26分
>……あらゆるアメリカ衰退の兆候をデキウスは列挙する...デキウスのアメリカの現状認識は実に暗い。ただ、インフラや教育の深刻な問題など正鵠を射るものも多い。

確かに暗いですが、我が日本の現状(少子高齢化、等々)を想う時、暗さは遜色ないと思います。むしろそういう思想家が出てくること自体にアメリカの底力を感じます。日本に少子高齢化の暗い未来を迫力を持って展開できる思想家はどうして出なかったのでしょうか。

オバマやクリントンが穏健そうな表面とは裏腹に実は、親中であった(私にはそれが茹でガエル的な中国の勢力拡大を生んできたとも思われるのですが)といった情報に触れると、デキウスの指摘は正しいところも含まれていると思われ、また、TPPも相当強引なやり方であったとことを思い出すと、もう少し冷静にトランプやバノンの動向は見た方がよいように思われます。
表層の政治スタイルと、それが日本に及ぼす影響は別物と見るべきだと思います。
投稿者:色空無2017年02月14日16時20分
一読してモヤモヤしたものがすっと飛び去ったような気分になりました。

日本でも政治・経済・社会に対する得体のしれない鬱屈した不満が蔓延して来ているように思います。多くの老若男女が先が見えない己に不安を覚えているのではないでしょうか。
ドイツ「ヒトラー」が出てくる時代が正にそうでした。今の中国も然り。
どうも動かしがたい新たな流れの時代に入ったと納得しつつあります。
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投稿者:nekosuki2017年02月14日22時09分
トランプに表徴される思想はアメリカという社会とそれを包み込んだ国際社会を"一つの窓"を通して断定し、その断定の上に立って"強権的に"改善しようとしているように見える。断定における"正しさ"の答は一つしかなく、その正しさを具現化するための最良で最短の方法は既存の価値観を全て否定するところから始まるのだと言っているように聞こえる。ポリテカルコレクトネスを血祭りにあげることはそのための第一歩か。
オルタナティブ-ファクトこそが正しい事実であるという論理はそこから生まれ、出てきているのではない。
アメリカはそもそも多様性のるつぼであり、このことを否定しなければ思想や政策が成り立たないところにトランポリズムの偏狭さがあるように思う。アメリカのみならず国際社会も多様性社会なのにである。
トランポリズムが私たちに一つ視座を提示してくれるのはともかく、具体的な政治のかたちとして、真面目に、特に政権運営の中に生かそうとするとき、矛盾が吐き出してくるように思う。
トランプ政権はそうした危うさを早くも体現しつつあるように思う。
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投稿者:naka2017年02月14日23時26分
一日千秋の如き毎日を暮して、自分の満足しか考えなかった人達が、いつの間にか息苦しい世の中に為ったから「一回ガラガラポンして壊してみたいな。」と内心思っている人達が、ある程度の割合で居ると言う事でしょう。
そう言う心の隙間の様な物を狙った戦略が見事に的中しました。誰にでもある他人に見られたくない感情を、「高度なレトリック」によって理論化されれば、洗脳される人も多いのでしょうね。
間違い無く言える事は「昨日の続きが今日で、その続きが明日。日々の弛まない努力が有れば少しずつ変わって行けるが、ある日突然、素晴らしい明日が訪れる事は無い。」と言う真実だけはどんな時代も変わらないと思う。
バノンがアメリカに問う思想のリエゾン役は今やトランプ大統領であり、それは「ある日突然、素晴らしいアメリカ」がやって来ると言う幻想に他ならない。
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投稿者:naturalist2017年02月14日20時55分
アントンが暗い思いで認識している問題はを民意が反映される議会を通して解決されるべきであり、強権指導者に任せるということは独裁政治を認めることになります。反トランプ保守派知識人やワイナーの意見がまともであると思います。問題はある程度深刻であるとしても、現状をあたかも緊急事態でもあるように民意をあおるのは決して賢い方法とは思えません。アントンの考えは熟しておらず青臭く、思想とは言えないのではないでしょうか。
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投稿者:nekosuki2017年02月14日22時12分
"オルタナティブ-ファクトこそが正しい事実であるという論理はそこから生まれ、出てきているのではないか。"と訂正します。