蘇我氏は悪くない。

「日本古代史」を逆さまにし、あるいは跳躍し、現代の日本を未来から見ると言う戯れをご容赦願います。

昔々、平成の世の末年の事。とんとん拍子に進んで来たかに見えた安倍政権も、都議挙で大敗を喫し、国政に及び、悲願とした「憲法改正」も果たせず、時の与党の瓦解とともに潰えた。

政治は権力闘争。それは政治家だけが行うものではない。この闘争で強大な権力を発揮したのがマス・メディア。つまり、当時存在した「紙の新聞」がその代表。新聞は複数存在したが、大別すると、「安倍政権の政策を支持する立場」と「安倍政権の政策を全否定する立場」の二つがあった。「安倍叩きを社是」とした新聞には、お抱えジャーナリストが居た。その者は大衆の啓蒙者として一世を風靡した。このジャーナリストが「安倍政権を支持する新聞は“恥ずかしい新聞だ”」それに比べ「安倍政権を批判する新聞は良い新聞だ」と講義を垂れたので、一瞬にして潮目が変わり、安倍政権は四苦八苦のどん底に落ち込み瓦解。

この一連の動きは、更に大きな仕掛けの一部で、それと連動した政変であった。安倍叩きはA新聞だけでなく、国際的な動きと連動したのである。A新聞は当時、昇り龍の勢いであった中華人民共和国の意を酌んで活動を展開した。また当時存在した「国際連合」からも「言論の自由を奪う」等と日本は非難された。加えて沖縄の某知事は中国の属国に成るべく、国連で「自己決定権を奪われた」と日本を非難した。

「アベ」は「安倍」と書く。《接頭語の「ア」》と「倍」の二語から成る。「倍」は「バイ・ハイ・おおくする・ばいまし、そむく」という意味である（白川静『字統』）。「そむく」とはやな感じですね。しかし、接頭語の「ア」は、例えば「アトム」の「ア」で、ギリシャ語で否定を表す（アトム＝分解できない）。つまり「背くの否定＝背かない」。

アベの塚に花を添えよう。

大和朝廷が古事記日本書紀のみを残して後をすべて葬り去ったというのは罪が深い。歴史がわからなくなった。消し去りたかったということは消し去りたいことが書いてあったんでしょう。

古事記・日本書記は権力闘争の勝者である藤原氏に都合の良いように編集されていて、真実の多くは隠されているという関さんの基本認識に賛同します。蘇我氏の側に立った史料が残っていない理由は藤原氏が史料を残さず焚書したからだ・・というのではないと私は想像します。

古事記・日本書記以前にも日本の歴史書は存在したらしいが、文書として残らなかったのです。その理由は、書き言葉としての日本語が成立していなかったからだと私は思います。
７世紀中期に玄奘三蔵によって仏典が漢訳されて日本にも写経が伝わります。そこから写経が日本で大流行しました。この写経の大流行によって、はじめて日本人が漢字を使って作文するようになるのです。７世紀末から８世紀にかけて書き言葉としての日本語が成立したのです。蘇我氏は残念ながらそれ以前に滅びたため蘇我氏側の史料が残っていないと私は思います。

　>そうは言っても、蘇我入鹿暗殺事件の最中に宮に水が溢れたという話、にわかには信じられない。これは、『日本書紀』の意地の悪い「暗喩」ではなかろうか。
ご紹介した、画像でもお解りのようにバケッをひっくり返したような激しい雨を降らせる雲が、三輪のお山より低く細長く黒雲が飛鳥の方に伸びていくと豪雨が発生して、三輪の山頂付近ではバリバリ、バリバリと激しい雷鳴と稲妻がとどろきわたるわけです。宮に水が溢れたのは、極地気象による雷雨と思われます。通常は豪雨の後に三輪独特の山頂の雷鳴が轟くわけですが、雨は書いてあるのに雷鳴は記載されていません。とても不思議です。
今回の映像にもありましたが雷雨の後に三輪のお山に美しい虹がかかることが、度々あるようですから、都合の良い事実として国の未来を祝福するように三輪のお山に虹がかかった。など美化してもいいような気がします。あまり、細かい演出はないのではと夢想します。
明日香の地は、この地に在住した人たちの共通の故地を思い出させる特別な地であったのではと夢想します。雲のはるか向こうの盆地の湿地だったのでしょうか。

以前、書き込みをしましたが三輪の御山での雷と豪雨と虹の映像でした。
三輪山での落雷や雷雨は局地気象として有る様ですから、これが大きく広がると明日香村まで影響が出るかもしれません。雷雲による激しい雷雨が河川を氾濫させたのかもしれません。三輪山の神が怒られたのかもしれません。虹も出たかもしれませんが。
思い付き失礼しました。
「三輪山」：天皇と伊勢神宮の謎を解くカギ
http://www.fsight.jp/31258
三輪山落雷　2014年8月7日の映像　【音量注意】　大雨通り雨、雷。虹。
https://www.youtube.com/watch?v=cP_rurM7pKg

なるほど、それなら全く資料が残ってないのが理解できますね。