小池百合子という政治家をしげしげと見たことは無かったが、今回の大活躍で、いやでも目に入った。

政治家たるもの、国家国民のために仕事をしている。小池氏の場合、国会議員から都知事に転じたので、都民のために仕事をしている（はず）。仕事の実行部隊は都職員。その都庁職員が恒例のアンケートで小池都知事にくだした評価点は「平均46.4点」とのこと。ちなみに桝添氏は「平均63.6点」、石原氏は「平均71.1点」だったとの由（＊１）。
都の職員にしても己のためだけでなく、都民のために仕事をしている。これは都職員に限らず、社会人全般に言えることで、己のためであると同時に、他者のためである部分を大なり小なり持っている。

改めて小池百合子という政治家をしげしげと眺めるに、はて、誰のため・何のために政治をしているのだろう？　う～ん。結局ユリコの為のように見える。
あの有名な朝日新聞でさえ、中国のため、北朝鮮のため、韓国のため、という“大義”をかかげ、日夜精励し、日本人を貶めていると言うのに。

小池都知事はこう言ったそうです。《それはAIだからです。人工知能とはつまり、政策決定者である私（小池）が決めたということです》。自らをAIと称した人間は世界初ではないだろうか。“人間AI”あるいは“AI人間”でギネスに登録申請しては。

築地・豊洲をめちゃめちゃにし、莫大な補償金で損失を招き、オリンピック用の道路は工事不可能にした。

都民のみなさん、五輪だいじょうぶですか。小池都知事は五輪に対する熱意がありますか？

何かを破壊する能力に秀でていることは認めよう。しかし、創造する能力はどうでしたか。クールビズ、12のゼロ（満員電車ゼロ、花粉症ゼロ、・・希望の党の政策）？　ユリコノミクス？　ユリコはAI？

---
＊１：有本香「都庁職員が落第点をつけた ブラック小池都政」Hanada2017.11

MAMAさんは文章の内容に対してコメントされてるんじゃないでしょうか。私も同じような事をしています。文章の内容に触れずに頭から著者、ないし著者の人格を全否定するコメント、著者への個人攻撃ですかね、そういうコメントは見たくない、フォーサイトでそういうコメントは見たくないということですかね。

私の意見に反対の方は、編集部からも一度コメントが出ましたよね。匿名である読者が実名の著者に対していなくなってほしい？みたいなことは言えない、と。私がどうこうじゃなくてフォーサイトの方針だから見て見られたらどうでしょうか。探すの大変でしょうけど。そしてMAMAさんのように言葉で反対してください。
内容に対しての反対意見は許されてると私は思っています。学会でも意見、質問、反対意見出てきて大いに戦います。その中で議論が昇華して真実に少し近づくのではないでしょうか。

MAMAさんの「もっと真っ当な文章を書けと言いたい！」はちょっとひどいですかね。見落としてました。
AprilHareさんの文章は特にひどいとは思いません。

1984年元旦の朝日新聞の社説から。《現実をふまえた理想主義の道》と題する社説で、結びの節、《柔軟でたくましい戦略を》で、《核戦争になれば人類の滅亡は必至である。従って国際政治は、「どんなに気に入らぬ体制とも平和共存せざるをえないのだ」ということを大前提に進める以外にない》と記し、続けてR・ニーバー（米国の神学者）の祈りの言葉を引いています。曰く、

　　神よ、われらに与えたまえ
　　変えることの出来ないものについてはそれを受け入れる冷静さを
　　変えるべきものについては、それを変える勇気を
　　そして変えることのできないものと　変えるべきものとを区別する知恵を

この祈りの言葉に続け、《日本の理想主義が国際的現実をふまえて、より柔軟でたくましい（略）説得力ある平和戦略を持つようになった時、国際政治における日本の存在感は格段に重みを増すに違いない》と結んでいます。

さすが朝日新聞、今日にぴったり通じますね。
朝日新聞が言わんとする、《変えることの出来ないもの》とは即ち、北朝鮮の核とミサイル、および中国による他国の領土・領海・領空の強奪。
《変えるべきもの》とは即ち安倍政権。

つまり、中国および北朝鮮にひれ伏し、安倍政権を倒せ、と言うこと。
また、北朝鮮による日本人拉致に関し、朝日新聞は常々《拉致問題など障害は多いが、日朝正常化の方が大事（99年）。／拉致問題を口実に正常化交渉の窓口を閉ざすべきではない（02年）》と主張し続けている。拉致を受け入れろと言っているに等しい。

これは「理想的左翼」ですか？　それとも「水割り左翼」？　
「変えてよいものと　変えちゃならないものを区別する知恵」はありますか。

希望の党が掲げた政策に“12のゼロ”があります。ご存知の方も多いでしょうが、こうです。

（1）原発ゼロ／（2）隠ぺいゼロ／（3）企業団体献金ゼロ／（4）待機児童ゼロ／（5）受動喫煙ゼロ／（6）満員電車ゼロ／（7）ペット殺処分ゼロ／（8）フードロスゼロ／（9）ブラック企業ゼロ／（10）花粉症ゼロ／（11）移動困難者ゼロ／（12）電柱ゼロ

-----
2015年3月、東京新聞の論説委員は、《「安倍」は「不安倍増」の略だ》とコラムに書き、安部首相に批判的な人の共感を得たようです。（この発言が、どのような論理に基づき、どのような効果をもたらしたかは不明）
この論説委員は《軍靴の音が近づいてくる》と安倍政権を批判し、《安倍晋三政権がつくり出す雰囲気は、「異論を許さず、道理や機微が通じない」「狡猾で専制的」な体質が根にある》と断じ、《総選挙の勝利（注：前回の選挙）で安保政策などが国民の支持を得たというのは詭弁だ（略）「子どもの教育に悪いからやめてほしい」》と訴えていました。

-----
希望の党の掲げた政策は、同党の議員にふさわしくユニークではある。それが国家の目標として最適かどうかは別として。
正直なところ東京新聞を日常読んだことは無いが、朝日風の論調らしい。《異論を許さず》と言ってるわりに、口から出るコトバの多くは異論だらけのようだ。《安保政策は詭弁》？　気に入らない選挙結果は、《子どもの教育に悪いからやめてほしい》？　

安全保障法制を「戦争法」と言い、安倍政権は《子どもの教育に悪い》と言うのが賞賛される情念と、「反日無罪」の情念は、どこが違うのか。

12個も重ね塗りしたゼロは「厚化粧」ではなく、《「安倍」は「不安倍増」の略だ》と言う姓名占いは「水割り」ではなく、本物の「左翼思想」の帰結だというのだろうか。

中東のエネルギーに関する小池さんの講演を、かつて
印象深く聞いた者としては、「化石燃料論」も、
「石炭産出王国；北朝鮮論」も、改めて質問してみたい
ものです。
韓国の大統領の「エネルギー論」へのコメントも
お聞きしたいです。