自民圧勝、シリア情勢、ミサイル

執筆者:フォーサイト編集部2012年12月17日

衆院選が終わりました。民主党は議席を230から57に、日本未来の党は61から9に減らしました。小選挙区では議席数が劇的に動きます。これは懲罰的な投票行動というべきでしょう。自民党は118から294へと激増させましたが、消去法的な意味合いが強く、自民党に風が吹いたわけではありません。しばらくは政権運営をじっくり見守りましょう。

週末は衆院選を前に、宇野重規さんの記事「政治をゼロから考える(12)『票を投じる』とはどういうことか」をアップロードしました。選挙は「白紙委任」なのか、それとも「悪さ加減の選択」なのか。きわめて不器用な伝達手段でありながら、実に多くの情報量が込められた「投票」という行為について考えます。

本日の更新記事は2本。

日本文化を支えた大使夫人の活動――栗山昌子さんの『ミミ・サロン』」(西川恵さん):大使夫人の活動も、日本外交を支えています。

中東―危機の震源を読む(83)『アサド後』の混沌をどう回避するか(シリア内戦2)」(池内恵さん):一貫してアサド政権を支持してきたロシアでさえ弱気になり、「アサド後の混沌」が最重要課題となりつつあるシリア情勢。土着の指導層の役割が、死活的な重要性を持ちます。

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