アラブ首長国連邦(UAE)がイエメン内戦介入の地上部隊にコロンビア人傭兵を投入
2015年12月1日
この記事は記録しておきたい。
ペルシア湾岸産油国の情勢に気を配っている人であれば、このニュースは目にしただろう。そして、「さもありなん」「前から言われていたことではあるけれども」と思いつつ、「この時期に報じられたのはなぜだろう」と考えるだろう。
アラブ首長国連邦(UAE)が、イエメンへの軍事介入で、コロンビア人主体に、パナマ人、エルサルバドル人、チリ人を含めた450名の傭兵部隊を地上軍として投入する、という。ベネズエラのニュース・サイトでは「800人」とする報道もある。
イエメンの内戦に、サウジアラビアやUAEなどのペルシア湾岸のアラブ産油国が、首都を追われ国外逃亡したハーディー大統領を支援して軍事介入しているが、空爆中心で、地元勢力を活用して南部アデンは奪還したものの、首都サヌアとその周辺は、敵対するサーレハ前大統領が強固に支持基盤を持ち、北部から侵攻したフーシー派も軍事力を蓄えている。
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