【木】米軍との相互運用性、ローザンヌ条約

執筆者:フォーサイト編集部2016年11月10日

「専門家の部屋」では、「安全保障」に「軍事『情報技術革命』が迫る米軍との『相互運用性』」(林吉永さん)の新エントリ。情報通信技術の発達に伴い、同盟国間では装備の相互運用性が求められるようになります。当初は自国の防衛産業保護の立場から、フランスはこれを拒否していましたが、結局装備の米国仕様化に踏み出しました。F-35Aを導入した航空自衛隊もますますこの方向に向かうでしょう。

「池内恵の中東通信」では、「ローザンヌ条約で確定した国境と、それ以外の部分」の新エントリ。現在のトルコの政治外交の基本となっているローザンヌ条約にも、トルコから見れば不満な要素はあります。エルドアン大統領はその点に疑問を呈しているわけですが、それが「より現実的な解決策」と受け止められる時代が来ることも考えられます。

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