2017年春に投票が予定されるフランスの大統領選挙に向けて、11月20日と27日に行われた右派政党「共和主義者」(旧「大衆運動連合」)の予備選では、フィヨン元首相が急激に台頭して圧勝した

社会党はオランド元大統領が不出馬を表明するほど不評である。現時点ではフィヨン元首相と右派のマリーヌ・ルペン国民戦線党首の決選投票に持ち込まれると予想されるが、どちらもかなりの右派である。

フィヨン元首相は8月28日の、フランスは植民地主義で「フランス文化を共有しようとした」と発言し話題になった

"Non, la France n'est pas coupable d'avoir voulu faire partager sa culture aux peuples d'Afrique, d'Asie et d'Amérique du Nord ! Non, la France n'a pas inventé l'esclavage !"

(当欄の筆者による仮訳:「いいえ!フランスがアフリカ・アジア・北アメリカの人々と文化を共有しようとしたことに罪はありません!いいえ!フランスは奴隷制を発明していない!」)

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