9月17日、青森市での自民党有志の集会に出席し、熱弁を振るう (C)時事

 

 沖縄県の翁長雄志知事の死去に伴う県知事選が9月13日に告示された。立候補したのは4人だが、事実上は有力2候補の一騎打ちの様相を呈している。有力2候補とは、自民、公明両党のほか日本維新の会と希望の党が推薦する前宜野湾市長の佐喜真淳氏、そして翁長氏の後継候補と位置づけられる自由党所属の前衆院議員で、共産党、社民党、労組などでつくる「オール沖縄」が支援する玉城デニー氏である。各勢力は国政選挙並み、いやそれ以上の力を投入して30日の投開票に向けて走り続けている。

 自民党で選挙の指揮をとる二階俊博幹事長は8月28日の党役員連絡会の席上、沖縄県知事選にかける強い決意を表明した。

「佐喜真氏を全面的に支援するということを決めているが、ただ支援すると決めているだけではなくて、現地に入って全力を尽くして勝利のためにがんばっていくということだ」

 安室奈美恵ラストコンサートのために沖縄行きの飛行機チケットがとれず、県内のホテルも満室という障害に見舞われながらも、自民党では、国会議員や秘書団を沖縄に動員し懸命の選挙活動が展開されている。

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