パネラーとして登壇したファーリハ大臣(左から2人目)、ジャーベル氏(その右隣)、プヤンヌ氏(右端)(『FII』ホームページより)

 

 2018年10月23日、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が行ったのは、「真実を明らかにするのでは」との大きな期待があったが、奥歯にものがはさまったような、中途半端な議会演説だった。一方、サウジアラビア(以下サウジ)の首都リヤードでは、予定通り「未来投資イニシアチブ(FII)」が開催された。オープニング・セッションで、スタンディング・オベーションで迎えられたムハンマド・ビン・サルマーン皇太子は、ヨルダン国王と共に最前列に座ったものの、特段の発言はなく15分程で退席した。

 初日の「FII」では、先日、ロシア国営の『タス通信』とのインタビューに応じたばかりのハーリド・アル・ファーリハ大臣(「『記者殺害』で『サウジ石油相』が『ロシア』に語った中身」2018年10月23日参照)が、「In conversation: Energy and Investment」と題したパネル・デスカッションに登壇した。

ファーリハ大臣の主な発言内容は『ブルームバーグ』が報じているが、「FII」のホームページには、『YouTube』で当該セッションそのものがアップされている。

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