6月11日の『毎日新聞』記事について、昨日、反論文を掲載した(『「虚偽」「根本的な間違い」の『毎日新聞』記事に強く抗議する』参照)。
しかし再び12日の朝刊1面(29面にも)で、虚偽と間違いに基づく記事が掲載されたので、これについても反論しておく。
悪意あるストーリー
12日記事は、「政府、特区審査開催伏せる」との見出しで、ヒアリング隠し云々の指摘がなされている。
制度を説明しておくと、こういうことだ。
特区のプロセスでは、広くさまざまな提案を受け付ける。中には、提案者が、提案内容を公開しないでほしいと希望することもある。こうしたときは議事を非公開にすることがある。全く非公式に話を聞くこともある。例えば、業界の実情について内部通報に類する話を伴うような場合、話をしたこと自体が漏れないようにしてほしいと希望されることもある。そうした提案・情報提供を含め、さまざまな話を聞いて認識・理解を深め、その上で、関係省庁と議論していくのが、規制改革の要諦だ。
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