今年4月、「マスターズ」開幕直前、史上初めて「オーガスタ」で開催された「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア」セレモニーに勢ぞろいした女子レジェンドら。左からオチョア、ソレンスタム、1人おいて朴セリ、ロペス。それぞれ「育てる」ことに取り組んでいる(C)AFP=時事
 

 1カ月ほど前、この欄で『永遠の「女王」アニカ・ソレンスタム「真の偉業」』(2019年9月24日)と題した記事を書いた。世界の女子ゴルフ界を席巻し、メジャー10勝を挙げたスウェーデン出身のソレンスタム(48)が、現役引退後、米国で子どもたちや女子大生ゴルファー育成のために多大なる貢献をしているという話を紹介したばかりだ。

 こうした姿勢は、やはり超一流と呼ばれてきた選手たちには共通しているようで、「女王」の座をソレンスタムから引き継いだロレーナ・オチョア(37)も、ソレンスタム同様、引退後は若い選手たちの支援に力を注いでいる。

若手支援のファンド

 メキシコ出身のオチョアは、米アリゾナ大学を経てプロ転向し、下部ツアー(現シメトラツアー)を経て、2003年に一流の舞台である米LPGAにデビューした。

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