風の向こう側 (55)

永遠の「女王」アニカ・ソレンスタム「真の偉業」

執筆者:舩越園子 2019年9月24日
2008年11月、現役選手として米LPGA最後の試合18番グリーンでギャラリーの声援に応える女王(C)AFP=時事
 

 アニカ・ソレンスタム(48)と言えば、米女子ゴルフ界のみならず世界の女子ゴルフ界を席巻し、メジャー10勝を挙げたスウェーデン出身の女王として君臨していた。

 だが、シーズン早々に3勝を挙げて女王の健在ぶりをアピールしていた2008年5月に突然、引退を宣言。その年限りで第一線からきっぱり去っていった。

 あのソレンスタムは今、どうしているのだろうか――。そう思った矢先、彼女の素晴らしい活動と活躍が、米国のジュニアゴルフと大学ゴルフの世界から聞こえてきた。

カテゴリ: スポーツ
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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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