ヨーロピアン・ラプソディ
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日本・ベルギー・スペイン「入国審査」で体験した「水際対策」の違い

ベルギー・ブリュッセル街中のPCR検査場(筆者撮影、以下同)
私は普段ヨーロッパに住んでおり、ベルギー・ブリュッセルとスペイン・バルセロナの2拠点を行き来してきたが、コロナ禍によってこの2都市は遠いものになってしまった。
フライトでは2時間と、国内のように移動できたはずなのだが、新型コロナウイルスの感染が再び拡大している欧州では、各国がそれぞれに独自の対策を取り、EU(欧州連合)統合で長らく消滅していたはずの「国境」が復活した。渡航のためには、刻々と変わる入国先の感染予防策の情報を入手し、EUが統合する前の「海外旅行」のように時間をかけなくてはならなくなったのだ。

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