ヨーロピアン・ラプソディ
ヨーロピアン・ラプソディ (22)

「カタルーニャ判決」で過激化した「指導者のいない」抗議活動

執筆者:大野ゆり子 2019年10月17日
タグ: ブレグジット
エリア: ヨーロッパ
放火されたバルセロナ中心部の様子を報道する現地紙(筆者提供、以下同)

 

 10月14日、この日を境にカタルーニャ(スペイン)の、のどかな風景は一変してしまった。この数日、日中は辛うじて都市機能を保っているものの、夜になると街のあちこちで自動車やゴミ箱が放火され、勢いよく火の手が上がっている。警察と独立派のデモ隊が激しく衝突を繰り返しているため、火炎瓶を投げつける音やパトカーのサイレン、ヘリの轟音が響き、火の粉や煙の匂いが立ち込めて、見慣れたバルセロナの街は、まるでどこかの紛争地域かと見紛うようだ。

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執筆者プロフィール
大野ゆり子 エッセイスト。上智大学卒業。独カールスルーエ大学で修士号取得(美術史、ドイツ現代史)。読売新聞記者、新潮社編集者として「フォーサイト」創刊に立ち会ったのち、指揮者大野和士氏と結婚。クロアチア、イタリア、ドイツ、ベルギー、フランスの各国で生活し、現在、ブリュッセルとバルセロナに拠点を置く。
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