リブラ公式HPより

 

 ブロックチェーンを用いると、管理者や経営者なしに、事業を自動的に進めることができる。ビットコインは、その最初の例だった。ブロックチェーンは、いまに至るまで、1度も事故を起こしていない。

「仕組みは成功」だが

 ブロックチェーンを用いれば、書き換えができない記録を残せる。

 これとスマートコントラクトを組み合わせると、事業を自動的に運営することができる。

 ここで、「スマートコントラクト」とは、コンピュータのプログラムの形に書くことができる契約のことだ。事業の進め方がそこに書かれているので、これに従えば、人間が恣意的な判断を下さずに、コンピュータが自動的に契約を実行できる。

 こうして、契約の交渉、締結、執行などをコンピュータが自動処理し、その記録をブロックチェーンに記録するのである。これによって、複雑な契約を、短時間で、低いコストで実行できる。

 この仕組みを用いて最初に行われた事業がビットコインだ。

「ビットコインプロトコル」というルール(手順)に従って、取引が進められる。

 これに従って、ビットコインの送金者がコインの正当な持ち主であるかどうか、保有額以上の送金をしていないか、二重払いしていないか、などをチェックしている。

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