「ポンペオ国務長官」上院議員選挙不出馬で共和党の「憂鬱」
2020年1月22日
【ワシントン発】 今年11月3日に大統領選挙と同時に投票が行われる連邦上院議員選挙で、出馬するのか否かが注目され続けてきたトランプ政権の主要閣僚がいる。
それは、ドナルド・トランプ大統領の信任が最も厚い1人であるマイク・ポンペオ国務長官である(2019年1月28日『ポンペオ国務長官「上院議員選出馬検討」で懸念されるトランプ大統領の「独善性」』)。
ポンペオ氏はカンザス州選出連邦上院議員選挙に出馬するか否かが非常に注目されていたが、その去就が関係者らにより、ようやく今月明らかになった。
現在、上院共和党を率いており、ポンペオ氏に対して上院議員選挙への出馬を熱心に促していたミッチ・マコネル共和党上院院内総務(ケンタッキー州選出)に対し、ポンペオ氏自身が出馬を最終的に見送る意向を1月6日に伝えたことを、マコネル氏に近い複数の関係者らが明らかにしたのである。
ただ、カンザス州選出連邦上院議員選挙の出馬登録期限は今年6月1日までであるため、ポンペオ氏の出馬に期待を寄せている人々の中には、ポンペオ氏が態度を変えて出馬を目指すことに期待する動きもある。
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