いま「需要喚起」「株価支持」のための「金融緩和」は間違い
2020年4月9日

リブラ公式HPより
中央銀行は、いまこそ「マネーの魔術」を駆使して、市中にマネーを供給すべきだ。
間違った金融緩和をすれば、株価は下落する。
いま需要喚起策をとるのは間違っている
「新型コロナウイルス」問題で経済活動が大きく落ち込み、政策当局が対応しようとしている。
一般に、さまざまな事態に対して取るべき政策は、対象となる事態によって大きく異なる。
需要が低迷している時は、金利を下げて需要を喚起することが必要だ。
しかし、現在問題になっているのは、こうしたことではない。
感染拡大防止のため、人々の行動や集会などを抑制している。このため、企業や事業の売上げが激減している。こうした状況下で需要を増やそうとするのは、矛盾した政策だ。
災害への対策では、災害によって被害を受けた人の救済が必要だ。
今回は、こうした側面もある。
ただ、それだけではない。
連鎖倒産のおそれには「マネーの魔術」で対抗
売上げ急減によって連鎖倒産が生じるおそれがあり、これを防ぐための資金繰り援助が緊急に必要だ。
記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。