埼玉県のイオンモール春日部店に設営されたワクチン接種会場で、手続きなどを確認する係員。同所では5月3日から運用が始まる  (c)時事通信フォト

   新型コロナウイルス(以下新型コロナ)の感染が拡大している。本稿では、国内外での新型コロナ流行の状況を分析し、ワクチン接種を巡る国際競争の現状をご紹介したい。 
まずは、流行の現状だ。4月22日、1日あたりの世界の新規感染者は88万人を超え、過去最高を更新した。 

   日本でも感染が拡大している。4月25日、政府は東京と関西3府県を対象に、緊急事態宣言を発令した。第3波での緊急事態宣言の解除(3月21日)から35日での再宣言に対し、「油断によるリバウンド」との指摘が多いが、私はそうは思わない。なぜなら、世界の多くの地域で同時に感染が拡大しているからだ。世界中が一斉に油断したとは考えにくい。 

   私は、感染拡大には、変異株の拡大と季節性の変動の影響が大きいと考えている。前者については、改めて説明の必要はないだろう。 
後者の影響は、あまり論じられていないが、新型コロナ流行を予測する上で重要だ。簡単にご説明しよう。 

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