訪朝した在日朝鮮人学生少年芸術団への「特大の配慮」(2025年1月5日~1月11日)
2025年1月14日

昨年1月の施政演説で「地方発展20×10政策」が示されてから1年、地方振興の重視は変わらない[黄海南道載寧郡の工場でテープカットを行う金正恩国務委員長=2025年1月7日](C)AFP=時事
「地方発展20×10政策」の成果として地方工業工場の竣工式が立て続けに挙行された。1月8日付は、黄海(ファンヘ)南道の載寧(チェリョン)郡でのセレモニーに金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が出席してテープカットを行ったと報じた。朴泰成(パク・テソン)内閣総理らも参加したが、竣工の辞を述べたのは、朝鮮労働党中央委員会の朱昌日(チュ・チャンイル)宣伝扇動部長であった。
9日付は平安(ピョンアン)南道の粛川(スクチョン)郡、11日付は黄海北道の銀波(ウンパ)郡で行われた地方工業工場の竣工式について伝えた。金正恩の参席はなく、竣工の辞はそれぞれの道の党委員会責任書記によって述べられた。
地方振興が重視される一方で、約2カ月ぶりにミサイル発射実験も再開された。7日付は、共和国ミサイル総局によって前日実施したという新型の極超音速中長距離弾道ミサイル発射実験について報じた。「新たな炭素繊維複合材料」が使用され、「新たな総合的で効果的な方式」が導入されたという。「画像監視システム」で立ち会った金正恩は、「太平洋地域の任意の敵どもを頼もしく牽制する」ものであると評価した。掲載写真からは、金正植(キム・ジョンシク)党軍需工業部第1副部長とともに金正恩の娘の姿も確認できる。
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