
北朝鮮メディアは依然としてロシア・ウクライナ戦争への自国軍派兵に全く言及していない[国防省を訪問し将校と握手を交わす金正恩国務委員長=2025年2月8日、北朝鮮・平壌](C)AFP=時事
2月12日付は、両江(リャンガン)道の金亨稷(キムヒョンジク)郡における地方工業工場の竣工式について報じた。この竣工式は、「地方発展20×10政策」初年における20番目の成果として挙行され、これにより2024年の目標が達成されたと誇示された。昨年末までに竣工式が行われたのは平安(ピョンアン)南道の成川(ソンチョン)郡のみであり、今年1月に入ってから黄海(ファンヘ)南道の載寧(ジェリョン)郡をはじめとして地方工業工場の竣工が次々に報じられてきた。地方振興の号令を掛けた金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長自身が竣工式に出席したのは、成川郡、載寧郡の2回のみであった。
一方、今年の事業開始についても報じられ始めている。11日付は、平安北道の新義州(シニジュ)市における大規模温室農場と野菜科学研究センターの着工式について伝えた。金正恩も出席して、建設に参加する朝鮮人民軍の海軍部隊と空軍部隊、白頭(ペクトゥ)山英雄青年突撃隊を激励した。
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