金正恩・ショイグ会談で朝露が立場の「完全一致」を確認(2025年3月16日~3月22日)
2025年3月24日

朝露間ではハイレベルな要人の往来が続いている[ロシアのショイグ安全保障会議書記(左)と並んで歩く金正恩国務委員長=2025年3月21日、北朝鮮・平壌](C)AFP=時事
3月22日付第1面は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、21日に平壌(ピョンヤン)に到着したロシアのセルゲイ・ショイグ安全保障会議書記(前国防相)と会談したことについて報じた。ショイグは昨年9月にも訪朝しており、その際には金正恩自ら空港に運転して見送りするなど、厚遇ぶりが注目された。
今回、ウラジーミル・プーチン大統領からの「重要親書」を受け取った金正恩は、ショイグに「戦闘的な挨拶」を託したという。会談では両国関係のほか地域及び国際情勢について幅広い意見交換があり、立場の「完全一致」が確認された。金正恩は、「今後も国家主権と領土完整、安全(保障上の)利益を守護するためのロシアの闘争を変わりなく支持」することが「確固不動の選択であり揺るぎない意志」であると言明した。露朝蜜月は相変わらずであり、ロシア・ウクライナ戦争への派兵継続はもちろんのこと、首脳会談の開催も視野に入る。
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