「JPX400」銘柄入れ替えが及ぼす「アベノミクス」への影響度

磯山友幸
執筆者:磯山友幸 2014年8月20日
エリア: 日本
 株価上昇で消費マインドも上がるか!? (C)AFP=時事
株価上昇で消費マインドも上がるか!? (C)AFP=時事

「アベノミクス指数」の構成銘柄の入れ替えが発表された。東京証券取引所を傘下にもつ日本取引所グループ(JPX)が今年1月から算出を始めた「JPX日経インデックス400(以下、JPX400)」のことだ。毎年1度、構成銘柄の見直しが行われることが決まっていたが、その初めての「入れ替え戦」が行われたのである。400ある構成銘柄のうち、入れ替え対象になる31銘柄の詳細が8月7日に発表され、8月29日に実際に入れ替えが行われる。

 JPX400は企業の収益力を示すROE(株主資本利益率)を評価軸に定めたユニークな指数で、儲けている優良企業が選ばれる。株価の時価総額や企業規模が大きければ自動的に選ばれていた日経平均株価などとはまったく異なる株価指数だ。

 安倍晋三内閣が昨年6月にまとめた成長戦略「日本再興戦略」に、新指数の策定が盛り込まれ、JPXがこれに応じた。安倍内閣は企業が収益力を上げて儲けるようになることが経済全体の底上げにつながるという発想から、ROEなどグローバルな基準で評価する指数を作るよう求めた。それによって生まれたJPX400は、いわば「アベノミクス指数」なのである。

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執筆者プロフィール
磯山友幸
磯山友幸 1962年生れ。早稲田大学政治経済学部卒。87年日本経済新聞社に入社し、大阪証券部、東京証券部、「日経ビジネス」などで記者。その後、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、東京証券部次長、「日経ビジネス」副編集長、編集委員などを務める。現在はフリーの経済ジャーナリスト。著書に『国際会計基準戦争 完結編』、『ブランド王国スイスの秘密』(以上、日経BP社)、共著に『株主の反乱』(日本経済新聞社)、編著書に『ビジネス弁護士大全』(日経BP社)などがある。
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