少年再生 地道な努力を続けるサポート校と保護司の戦い

執筆者:水木楊 2000年9月号
カテゴリ: 社会
エリア: 日本

 文部省の学校基本調査によると、昨年度の不登校は小中高校を合わせて十三万人を超えて過去最高になった。中でも中学校の不登校率は二・五四%と四十人に一人になっている。不登校の理由だが、これまで「病欠」が多かったのが、最近はただの「学校が嫌い」が増えてきた。 犯罪に走る少年には、不登校の生徒が多い。不登校は犯罪の温床になっている。少年の凶悪犯罪はここ二、三年、急カーブを描いて増えている。しかも、普通の家庭のごく普通の少年が突如残忍な犯罪に走るケースが目立つ。また少年犯罪のうち六六%を占める窃盗を見ても、平成四年以降年間十万人で推移してきたのが、九年から十一万人を超え、十年には十二万人に達した(犯罪白書より)。 少年たちを学校に通わせ、非行に走らぬようにする方策が必要なことはもちろんだが、落ちこぼれたり、犯罪を犯したりした少年を救い上げ、再生させることも大事である。少年再生のため、地道な努力をしている人々にスポットを当ててみよう。不登校生徒を登校させる法 不登校の生徒のみを対象にしている学校がある。日本国際学園。常磐線の柏駅で降り、歩いて五分もしないビルの一室で、校長の古井敏昭氏(五二)に会った。スポーツマンらしく、よく日に焼けたがっしりとした体躯である。

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