世界で不動産価格が再び上昇している。2008年のリーマンショック後は、株式などと共に大幅に下落したが、急速に戻しているのだ。金融危機に揺れる欧 州でも、ドイツやスイスの不動産に投資資金が流れ込んでいる。景気の減速が指摘されている中国でも不動産熱はなかなか冷めない。 そんな中で、世界の投資家が注目しているのが、米国と共に価格の下落傾向が止まらない日本の不動産の行方だ。世界的な超割安水準にあるものの、「政治リスク」を前に投資家は二の足を踏んでいる。

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