中国はトランプにどう立ち向かうのか

宮本雄二
執筆者:宮本雄二 2017年2月2日
エリア: 北米 中国・台湾
1月17日、ダボス会議でトランプ米大統領の保護主義に反対する姿勢を明確にした習近平氏 (C)EPA=時事

 若いころ、米国の外交官に「この問題を解決しようとしても障害が多すぎる」と指摘すると、「障害は取り除けば良い」と軽く一蹴されたことがある。日本は、与えられた条件の下で対応策を考える。これに対し、米国は必要ならば前提条件そのものを変えて目的を達成しようとする。これが日本と米国の違いであり、「大国の発想」はそういうものなのだ。歴代の米国の指導者も同じ発想だった。結果は成功したり、失敗したりだが、世界に対し大きな影響を及ぼしてきた。

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執筆者プロフィール
宮本雄二 みやもと・ゆうじ 宮本アジア研究所代表、元駐中国特命全権大使。1946年福岡県生まれ。69年京都大学法学部卒業後、外務省入省。78年国際連合日本政府代表部一等書記官、81年在中華人民共和国日本国大使館一等書記官、83年欧亜局ソヴィエト連邦課首席事務官、85年国際連合局軍縮課長、87年大臣官房外務大臣秘書官。89 年情報調査局企画課長、90年アジア局中国課長、91年英国国際戦略問題研究所(IISS)研究員、92年外務省研修所副所長、94年在アトランタ日本国総領事館総領事。97年在中華人民共和国日本国大使館特命全権公使、2001年軍備管理・科学審議官(大使)、02年在ミャンマー連邦日本国大使館特命全権大使、04年特命全権大使(沖縄担当)、2006年在中華人民共和国日本国大使館特命全権大使。2010年退官。現在、宮本アジア研究所代表、日中友好会館副会長、日本日中関係学会会長。著書に『これから、中国とどう付き合うか』(日本経済新聞出版社)、『激変ミャンマーを読み解く』(東京書籍)、『習近平の中国』(新潮新書)。
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