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投稿者:nekosuki2019年06月15日16時08分
どのような国が、どのような組織がかかわったにしろ、一番喜んでいるのはトランプ政権であるように思われる。ぜならイランは邪悪で危険な国であるとこれまで繰り返しアピールしてきており、このことを裏付ける格好な出来事となったからである。トランプ大統領には”私が言ってきたことは正しかった”と胸を張られそうである。イランが日本の安倍首相との会談時に事件を指示したとは考えにくい。おそらくアメリカの姿勢に憤った過激組織が犯行に及んだと見るのが妥当なところではないか。
思い出すのは、アメリカは、旧日本軍の真珠湾攻撃を事前に探知していたにもかかわらず、これを伏せて日米開戦の戦意を高めるための材料にしたという先例がある。また、トンキン湾でアメリカの駆逐艦が先制攻撃を受けたという虚構を作り出してまでベトナム戦争に介入するきっかけとしたという先例もある。相手に先に引き金を引かせるという正当防衛は常套手段であって国民の正義感を満足させるものである。今回はどうなのか。
我が国としては、アメリカとイランの板挟みになり至極迷惑な状況にある。タンカーに実害まで被ることになってしまった。安倍首相が最高指導者ハメネイ師と会い、イランは戦争を望んでいないという発言を引き出したのは大きな成果と言えよう。もっともこの言葉、どれだけ実行力が伴うのかは別だが、先制攻撃は自制するという言質とすれば意味は大きい。
いたずらに相手に圧力をかけ、刺激し、戦意を鼓舞するような言質を与えないことが現下の状況では賢明策なのであるが、どうもアメリカはそうは考えていないようだ。仮に先制攻撃の機会を待望しながら安倍首相の仲立ちに託したというのであればトランプ大統領のねらいはどこにあるのか。アメリカも戦争は望んでいないというアピール補強の材料に、そして対イラン戦争は不可避で正当なものだという言い訳に利用しようとでも考えているのだろうか。
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投稿者:AprilHare2019年06月16日14時48分
ついでに、アメリカ側の主張(※)も見てみました。

※:損傷場所は海面より上、十人前後が乗った小型艇が攻撃後にタンカーに横付けし、水面上でアレコレ作業。「イスラム革命防衛隊が、不発だった水雷を除去。だから犯人も彼ら」とのこと。
(https://www.asahi.com/articles/ASM6G2HJ8M6GUHBI00G.html など)

目撃された飛来物について説明できない以上、こちらの信頼性は乏しいと思います。
仮に飛来物目撃が誤りだったとしても、「いつ発見されてもおかしくない海面上に仕掛けられている」「監視の想定される攻撃後に、のこのことやってきて作業する」あたり、技術的にはそれほど高度ではないと評価します。
そもそも、技術的に高度なだけで国家の実行だと断言できるなら、軍用化学兵器を使ったテロや軍用サイバー兵器を使った犯罪も国家のものになってしまいます。
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投稿者:1112019年06月15日01時04分
犯行グループは、アメリカではないのか?
今回の日本タンカーへの攻撃、5月のタンカーへの攻撃ともに、イランにデメリットはあっても利益はない。一連のテロで利益があるのはアメリカだけだ。ボルトンはイランと戦争したがってるし、国務長官は元CIA長官。CIAもやりたい放題だろう。イランの核開発は名目に過ぎない。関税の効かないイランには、軍事圧力をかけるのか。イランの原油を押さえたいのか?

4/8 イラン革命防衛隊をテロ組織に認定。
5/5 ボルトン米大統領補佐官、中東に空母打撃群と爆撃部隊を派遣。米国とその同盟国の権益を攻撃すれば、容赦ない武力行使と言明。
5/12 サウジ2隻、UAEシャルジャ1隻及びノルウェーの4隻の船舶を対象とした破壊工作。
5/14 イラク 米大使館、総領事館職員退去。
6/13 安倍総理、イラン訪問。日本タンカー、ノルウェータンカーに破壊工作。

おかしいだろ。だれが利するのだ?
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投稿者:AprilHare2019年06月16日14時48分
そもそもどんな攻撃だったのかが少しこんがらがってきたので、6/16時点での各紙報道をまとめてみました。

朝日:飛来物目撃、損傷は海面より上、当初は左舷側に受けたと言ったが、右舷側と修正(国華産業の14日記者会見)
(https://www.asahi.com/articles/ASM6G4G7BM6GUTIL01K.html)

毎日:飛来物目撃、損傷は海面より上(国華産業の14日情報)
(https://mainichi.jp/articles/20190614/k00/00m/030/356000c)

読売:左舷側に砲撃(初期連絡)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190613-OYT1T50285/

日経:飛来物目撃、魚雷や機雷はありえない(国華産業の14日発表)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46096520U9A610C1CC1000/?n_cid=DSREA001

東京:砲撃(初期連絡)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201906/CK2019061402000160.html

産経:飛来物目撃、魚雷はありえない(国華産業の14日記者会見)
https://www.sankei.com/world/news/190614/wor1906140026-n1.html

共同:飛来物目撃、損傷は海面より上、魚雷や機雷はありえない(国華産業の14日記者会見)
https://this.kiji.is/512190018661385313?c=39546741839462401

各紙で内容にばらつきがありますが、直接の被害者である国華産業の説明である以上、具体的な反証がない限りはそれを信用して良さそうです。
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投稿者:1112019年06月17日13時01分
報道では、
> アメリカ軍は同日、映像を公開し、イランの革命防衛隊がタンカーから不発だった機雷を取り外している場面だと説明した。

不発の機雷を処理するのは、暴発する可能性もあり危険な作業だろう。小型船の甲板に多くの人を乗せて作業するのか? 至近距離で暴発したら全員即死じゃないのか。映像だけをみると、視察に来たようにしか思えない。不発機雷があるとも思っていないのではないか。

アメリカは不発機雷の回収というが、映像を見る限り、イラン側は不発機雷とは認識していなかったという状況を示しているのではないのか? 状況認識していないイラン兵?に対して、知りすぎているアメリカって感じか。この解像度が低く、荒い映像がイランがやった証拠というのなら、どうかしている。
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投稿者:AKBN232019年06月14日20時10分
>マイク・ポンペオ米国務長官が「イランに責任がある」とする非難声明
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安全の維持は沿岸国の責任、と言うのは常識です。イランは、その責任について言及していません。船の被害はイラン側にあり、ミサイルでなく砲弾なら、攻撃はイランの国内から行われたと推定され、イランは捜査する義務があります(その前に、それを防止する義務があります)。他の国がイラン国内に入り込んで捜査をすることはできないのですから。仮に、他の国から秘密裏に侵入した者の犯行であっても、立証責任はまずイランにあります。
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投稿者:AprilHare2019年06月14日22時23分
「使用された兵器の供給元はイランだが、イランがそれをコントロールしていない」というケースであれば、偶然にも同じ日の記事で紹介された「アメリカの兵器による」サイバー攻撃(※)と同じですね。どちらも、実行責任はなくても兵器の管理責任は負わざるを得ません。

※『米国民を襲う米NSA「サイバー兵器」の猛威』より。ボルチモア市へのランサムウェア攻撃に使われたのは、NSAのサイバー攻撃兵器「エターナルブルー」とのこと。
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投稿者:HIRO2019年06月14日22時52分
船からの攻撃であれば、当然上空から監視していると思われるので、出航地域の沿岸に近ずかないようにすれば、ゲリラ船はギブアップするでしょう。この地域を、関係国の連合パトロールを組んで(当然イランもサウジも米・ロも日本や他の国も)国連軍として行動を取れば、効果は上がると思います。イランは、ホルムズ海峡を封鎖する意思は無いと思うし、この協力で効果が上がれば、経済制裁解除の敷居は低くなります。ゲリラ船を確保できれば、使用している武器から、ゲリラのバックが読めてくると思われます。この地域からの通行が制限されれば、中国も北朝鮮にもエネルギー源確保に影響を与えると思います。我が艦船には当然旭日旗を掲げているので、世界中への絶好のPRにもなります。
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投稿者:AKBN232019年06月15日09時43分
よく写真を見ると、火災は右舷で発生しているようです。とすれば、砲撃なら、イラン沿岸とは反対側からなされたことになります。海上からの攻撃は、哨戒機に捕捉される危険があり、考えにくいのですが、これらをどう解釈したらいいのか? 海賊の取り締まりが不十分のでしょうか。
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「イラン犯行の動機は考えにくい」との説もありますが、アメリカの制裁を受ける北朝鮮がミサイルを発射するように、話し合いに持ち込む意図でイランが事件を起こす可能性はあります。可能性ですが。
ホルムズ海峡が通れなくなっても、今のイランは困らない。サウジなどは困りますが。
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投稿者:imomushi2019年06月15日17時08分
攻撃を受けたものの、乗組員も全員無事で、被害は比較的軽微のようで、タンカーは沈没を免れたようです。
この事実を、よくよく考えて見れば、憲法9条があったればこそ、この程度で済んだのだ。もし憲法改正などしていたら、船員は全滅し、タンカーは海の藻屑と消えていたであろう。

この不幸の出来(しゅったい)は、アベ政治を許した帰結であり、日本がアベを止めていれば、かかる事件は起こらなかったと断言して差し支えない。かえすがえすもアベが憎い。

災いを転じて福となすという格言がある。鳩山由紀夫先生の掲げる「友愛政治」を今こそ思い起こそう。日本国民は鳩山政治の理念を真剣に再評価すべき時にさしかかったことを悟るべきだ。と同時に朝日新聞の角度を付けた論説に、虚心坦懐に耳を傾けよう。

中国軍船に迫害された日本の漁師に向かって、「中国軍を刺激するな!」と、凡人には思いも付かない対処法を伝授してくれる県知事もいる。
才能豊かな政治家(左)と賢明なジャーナリスト(左)に満ち溢れた我が国の、唯一の欠点はアベ政治。

か?
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投稿者:Feが趣味2019年06月15日23時58分
比較してみました。
積み荷が粗製ガソリンとメタノールですから、幸運だったのでは。運が悪いと爆発も有りかと。ノルウェーの船は日本の船の4倍で11万重量トンと大型の船です。

「フロント・アルテア」(黒煙を上げて燃えていた船。)
ノルウェー船社フロントラインの11万重量トン型プロダクト(石油製品)船
同船にはナフサ約7万5000トンが積まれていると説明。
ノルウェーのタンカーはマーシャル諸島船籍
フロント・アルテア号をチャーターしている台湾の国営精油会社CPCコープ

「コクカ・カレイジャス」(船体側面に2か所穴)
国華産業(東京・千代田区)の2万7000重量トン型ケミカルタンカー
メタノール積載
全長170メートル、載貨容積3万3600立方メートル
パナマ船籍
資料は寄せ集めです。
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投稿者:golgo7772019年06月16日12時49分
こんなことしても,イランには何のメリットもないのに。
どっかの誰かが,米国・イランの緊張関係を激化させて漁夫の利を得ようとしてるのか?
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投稿者:AKBN232019年06月16日16時56分
これで油価が暴騰することはないでしょう。100ドルを超える状況になったら、空母・イージス艦・潜水艦込みの護送船団を編成する手もあります。80ドル程度では、アメリカは腰を上げないでしょう。油価が上がって最も得をするのはアメリカ自身です。最も損をするのは中国。
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投稿者:Feが趣味2019年06月16日23時57分
真偽のほどは解かりませんが。
今回の攻撃兵器は「リムペット・マイン」と言う水雷ではないかとCNNなどで報告されている様です。5月のタンカー攻撃と同じ簡易な水雷で対戦車地雷に似ている。 自己鍛造弾(EFP)を発射して、船舶に穴をあける小型で有るが強力な兵器である。解りやすく言うと隼2号が小惑星に穴をあけた方法である。地雷、水雷などに使われる技術である。小型の高速艇で接近して「リムペット・マイン」の磁石で船体などに取り付け無線などで起爆するものも有る。
「リムペット爆弾」
磁石でビークルに貼り付けられる爆弾。時限信管で起爆する。
https://bf1.swiki.jp/index.php?%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E7%88%86%E5%BC%BE
お粗末でした。