立憲・泉健太新体制でも「あやふや」な共産党との距離感
2021年12月1日

「挙党一致」が難しい立憲民主党(C)時事
「47歳でも若すぎることはない。国民のために働く政党として、日本の未来を明るくする政党として、そして、おかしな政治は許さない。改めて国民の目線で国民中心の政治をしていく政党として、困っている方に寄り添い、皆様のために働く政党として、これから全員の力で改めて歩んで参りたい」
泉氏は代表就任が決まった直後、壇上で党のかじ取りを担う決意をこう強調した。
泉氏は代表選の1回目の投票で、国会議員票と地方議員・党員サポーター票のいずれもトップを占めた。4候補中最年少だったことや、政府与党を「なんでも批判」という枝野幸男前代表の路線転換を積極的に訴えたことなどが幅広い支持を集めたようだ。
代表選で戦った逢坂誠二氏を代表代行、西村智奈美氏を幹事長、小川淳也氏を政調会長に選んだが、道のりは平坦ではない。
共産党との合意を見直す考え
当面の課題は、共産との共闘路線をどう変えるかにあると言える。
立憲は先の衆院選で、共産と「限定的な閣外からの協力」を行うことで合意。共産は見返りとして多くの選挙区で候補者を降ろし、全289選挙区中、213選挙区で野党系の候補一本化が実現した。
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