深層レポート 日本の政治 (228)

立憲・泉健太新体制でも「あやふや」な共産党との距離感

2021年12月1日
タグ: 日本
「挙党一致」が難しい立憲民主党(C)時事
立憲民主党の代表選が11月30日に投開票され、泉健太氏が新代表に選出された。「共産党との共闘」「政府与党との対決路線」の見直しを掲げるが、道のりは穏やかではない。急進左派から穏健保守まで幅広く存在している党の意見集約は依然として難しい。

 

「47歳でも若すぎることはない。国民のために働く政党として、日本の未来を明るくする政党として、そして、おかしな政治は許さない。改めて国民の目線で国民中心の政治をしていく政党として、困っている方に寄り添い、皆様のために働く政党として、これから全員の力で改めて歩んで参りたい」

 泉氏は代表就任が決まった直後、壇上で党のかじ取りを担う決意をこう強調した。

 泉氏は代表選の1回目の投票で、国会議員票と地方議員・党員サポーター票のいずれもトップを占めた。4候補中最年少だったことや、政府与党を「なんでも批判」という枝野幸男前代表の路線転換を積極的に訴えたことなどが幅広い支持を集めたようだ。

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カテゴリ: 政治
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