
8月2日の日経平均は、下げ幅としては1987年の「ブラックマンデー」以来となる2216円安を記録した (C)時事
今週もお疲れ様でした。ハマス指導者のハニヤ氏暗殺はアメリカによる抑止の失敗なのか。中東情勢のさらなる流動化が懸念される中、この地域へのアメリカの関与も主要な論点の一つです。バイデン大統領の選挙戦からの撤退で現政権のレームダック化は避けられないところ。ハリス副大統領が民主党の大統領候補に確定しましたが、その外交スタンスも見えにくい。イスラエルの強硬姿勢は何を招くか、それをアメリカはどう評価すべきか、安全保障・外交問題の専門家の見方も分かれる部分であるようです。
前回の当欄では市場の強気に対する懐疑論を取り上げたわけですが、7月31日の日銀による追加利上げ決定をきっかけに、日本株市場は下落率で東日本大震災と福島第一原発事故直後(2011年3月15日)以来の暴落に見舞われました。余波は史上最高値圏で推移してきた金相場にも及ぶとの見方もあります。そのメカニズムを海外メディアはどう伝えているのか、改めて注目記事をピックアップします。
フォーサイト編集部が熟読したい海外メディア記事6本、皆様もよろしければご一緒に。
記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。