ウラジオストクは「中国固有の領土」か

執筆者:フォーサイト編集部 2012年11月20日

 本日の更新記事は、短期集中連載「中国の領土問題」の第1回。名越健郎さんの「【ロシア】ウラジオストクは『中国固有の領土』か――始まった極東奪還闘争」です。9月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合が開催されたロシア極東の都市・ウラジオストクは、北京条約(1860年)によって、帝政ロシアが弱体化した清国から奪い取ったもので、もともと中国領。中国がある日突然、ウラジオストクを「中国固有の領土」として返還を要求しないとも限らず、中露間で歴史的なパワーシフトが進む中、ロシアにとって、尖閣問題は他人事ではありません。

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