日本で広がる中国の微博(ウェイボー)への認知

野嶋剛
執筆者:野嶋剛 2012年12月23日
カテゴリ: IT・メディア
エリア: 中国・台湾

 最近、中国の微博(ウェイボー)について、日本社会にもその存在が認知されてきたと感じる。

 中国の微博はこの3年で中国人の言論空間を一気に変えた。誰も微博を無視できないし、誰もが微博に夢中になった。その状況はいまも続いている。「飽きた」という人もいるが、中国人にとっておそらく初めて党や政府から切り離された「個」が意見や情報を公表し、交流できるようになったのは動かしがたい事実である。

 そもそも微博とは何ですか? と日本人から聞かれることも多かった。微博は言葉上は「微子」=ミニ、「博客」=ブログという二つの言葉をかけあわせたもので、日本でも「ミニブログ」と訳されることが多かった。一方、私などはいつも「中国版ツイッター」という表記を使ってきた。微博は実際のところ、ブログかツイッターかと聞かれれば、よりツイッターに近いからだ。

 ただ、ツイッターも微博も140文字だが、中国語では字数が3分の2ぐらいに減るとも言われているので、日本語では200文字ぐらいに相当するのだろうか。ツイッターよりもそれなりにまとまった一つの考えを書くこともできる。

  こんなことを考えているのは、最近、日本で立て続けに中国の微博について本が出されたからだ。

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執筆者プロフィール
野嶋剛
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)、「ふたつの故宮博物院」(新潮選書)、「謎の名画・清明上河図」(勉誠出版)、「銀輪の巨人ジャイアント」(東洋経済新報社)、「ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち」(講談社)、「認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾」(明石書店)、訳書に「チャイニーズ・ライフ」(明石書店)。
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