ベイナー下院議長を待ち受ける「茨の道」

執筆者:足立正彦 2013年1月7日
エリア: 北米

 昨年11月6日に大統領選挙と同時に投票が行なわれた連邦議員選挙で当選を果たした議員で構成される第113議会(2013年1月-2015年1月)が今月3日招集された。下院では第113議会の議長を選出する投票も行なわれ、第112議会(2011年1月-2013年1月)で議長を務めたジョン・ベイナー下院議員(共和党、オハイオ州第8区)が再選された。だが、第113議会でも引き続き下院議長に就任することになったベイナー氏にとり、今回の議長選出投票は自らが現在置かれた困難な立場を反映するものとなり、第112議会同様に厳しい道となることを予見させるものであった。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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