欧州技術の黄昏? 新型特急発進せず

国末憲人
執筆者:国末憲人 2013年2月13日
 トラブル続きで1カ月あまりで運行停止となったフィーラ(写真は国内特急。筆者撮影)
トラブル続きで1カ月あまりで運行停止となったフィーラ(写真は国内特急。筆者撮影)

 少し大げさかも知れないが、欧州の技術崩壊を象徴している出来事、と受け止める向きもあるようだ。オランダ高速鉄道(NS Hispeed)とベルギー国鉄(SNCB)が共同で導入した両首都間の新型特急「フィーラ」(Fyra)を巡るてんまつである。

 隣接する両国は結束性が強く、ルクセンブルクを含めて「ベネルクス三国」と呼ばれてきた。ただ、互いの行き来は、微妙な距離感があって予想以上に面倒だ。飛行機だと近すぎるし、列車だと意外に遠い。

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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員を経て、現在はGLOBE編集長、青山学院大学仏文科非常勤講師。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など。
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