シリアの地場のイスラーム系諸民兵集団が連合組織を結成

池内恵
執筆者:池内恵 2013年11月23日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 中東

 シリアで「イスラーム戦線」結成発表された。8月から9月にかけての政策変更で米国がシリア反体制派の支援を弱めて以来、現地では反政府勢力の再編が進む。

 今回イスラーム戦線に加わると発表したのは、アラブ人主体の主要なイスラーム系民兵集団6つとクルド人主体のイスラーム系民兵組織1つである。

タウヒード旅団(Liwa al-Tawhid):アレッポ拠点
シャームの自由人(Ahrar al-Sham): サラフ主義
シャームの隼(Soqour al-Sham):北部イドリブ拠点
真実の旅団(al-Haq Brigades):中部ホムス拠点
シャームの擁護者たち(Ansar al-Sham):北西部ラタキア周辺拠点
イスラーム軍(Army of Islam):ダマスカス拠点

クルド・イスラーム戦線(Kurdish Islamic Front)

(なお、「シャーム」とは、現在のシリア・レバノンを含む「拡大シリア」を意味するアラビア語である。欧米語ではLevant地方に相当する概念だが、日本ではそれほど認知された地理概念ではないだろう。筆者はこれを単に「シリア」と訳してきたこともあるが、本稿では原語のまま「シャーム」と記しておく)

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執筆者プロフィール
池内恵
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター准教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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