リビア反政府民兵のタンカーが米海軍特殊部隊によって拿捕

池内恵
執筆者:池内恵 2014年3月17日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: アフリカ 中東

 リビア東部の民兵組織が占拠した石油施設から原油を船積みした「北朝鮮船籍」のタンカーが、リビア海軍の包囲を突破して外航に出たという謎の事件について、本欄【「リビア東部の「自治」勢力から石油を船積みした「北朝鮮船籍」タンカーの行方は」2014年3月12日】で速報的に取り挙げておいた。その続報が入ってきたのでまとめておこう。

 3月16日深夜、キプロス沖の公海上で、米海軍特殊部隊SEALsが、問題のタンカー「モーニング・グローリー号」に強制的に乗り込んで船を確保した【"US Navy SEALs take control of oil tanker hijacked in Libya: Pentagon," Hurriyet Daily News (Reuters), Washington D.C., March 17】【"U.S. forces seize tanker carrying oil from Libya rebel port," Reuters, Tripoli, March 17】。

 拿捕されたモーニング・グローリー号はリビアへの帰路の途に就いた。積み荷の234000バレルの石油はそのままである模様だ。

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執筆者プロフィール
池内恵
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター准教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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