急浮上したウクライナ「チョコ王」ポロシェンコ氏への期待と現実

国末憲人
執筆者:国末憲人 2014年4月8日
エリア: ヨーロッパ ロシア
 現時点ではポロシェンコ氏優勢だが、まだまだ予断を許さない (C)AFP=時事
現時点ではポロシェンコ氏優勢だが、まだまだ予断を許さない (C)AFP=時事

 ウクライナの知人が決まって土産にくれるチョコがある。「旧ソ連や旧東欧では知らない人のないブランドですよ」と、いつも自慢げだ。ベルギーやフランスの手づくりチョコの味を知った身にはさほど驚くほどでもないが、それでも重厚で素朴なその味わいには、人気の理由もわかる気がする。

 そのチョコの製造元、製菓大手「ロシェン」を経営して「チョコレート王」の異名を持つ人物が、いまウクライナで注目の的だ。5月25日に予定されている大統領選で最有力候補の座に急浮上したペトロ・ポロシェンコ氏(48)である。

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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員を経て、現在はGLOBE編集長、青山学院大学仏文科非常勤講師。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など。
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