池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

執筆者プロフィール
池内恵
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター准教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。

米国の国際政治学者の「プーチンにやらせておけ」説

2015年10月1日 01:39
ロシアのシリア軍事介入に関しては、米国や欧州の外交・安全保障の論客たちの間には、(1)欧米の政府の公式見解・原則論のように、アサド政権の支援をめぐって異議を申し立てる議論と、(2)むしろ積極的にロシアの解決策に協調する政策転換を主張する議論があるが、ロシア…
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