米大統領選「予備選」の幕開け「アイオワ州党員集会」の意味

執筆者:足立正彦 2016年1月6日
エリア: 北米

 4年に1度の米国大統領選挙が行われる2016年をついに迎え、約10カ月後の11月8日、オバマ大統領に代わる第45代米国大統領が選出されることになる。大統領候補選出プロセスの「幕開け」となるアイオワ州党員集会は、2008年、2012年の過去2度については1月3日に行われていたが、今回は1カ月遅れの2月1日に行われることになっており、残りわずか3週間余りとなった。民主党の大統領候補指名獲得争いについてはヒラリー・クリントン前国務長官が圧倒的優位と見られているため、本稿では、共和党の候補指名獲得争いとアイオワ州党員集会に焦点を当てたい。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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