池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

執筆者プロフィール
池内恵
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター准教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。

サウジのムハンマド副皇太子が疑念の払拭を図る

2016年1月31日 07:48
年初に急激に高まったサウジ・イラン間の緊張は膠着状態に入った。この問題から波及して注目すべきなのは、欧米メディアに表象されるサウジ・イメージの変化である。従来なら、欧米メディア、特に米メディアではイランこそが疑わしい、信用ならない、危険な存在としてかなりの…
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