「トランプ優位」で迎える「スーパー・チューズデー」

執筆者:足立正彦 2016年2月28日
エリア: 北米

 ネヴァダ州共和党党員集会が2月23日に行われ、実業家兼テレビパーソナリティのドナルド・トランプ氏が45.9%の得票率で勝利を収めた。2位となった23.9%のマルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州選出)を22ポイントも大きく引き離しての圧勝となった。3位は21.4%のテッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)であったが、トランプ氏の得票率はルビオ、クルーズ両氏の得票率の合計45.3%を上回る圧勝となった。ネヴァダ州党員集会が終わったことで、初戦であった2月1日のアイオワ州党員集会、2月9日のニューハンプシャー州予備選挙、2月20日のサウスカロライナ州予備選挙とともに2月に行われる「序盤州(early states)」4州すべての戦いが終わった。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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