習近平が中国の最高指導者の座に就いてから、日本在住の中国人学者が、一時帰国中に中国当局に拘束される事態が相次いでいる。
直近に拘束されていたとみられるのが趙宏偉・法政大学教授(「尾木ママ」の愛称で知られる教育評論家の尾木直樹も教授を務めるキャリアデザイン学部在籍)だ。帰国予定日の3月1日を過ぎても戻らず、3日を最後に家族との連絡が途絶えたが、24日、出身地である遼寧省発の航空機で日本に戻ったという。
2014年に拘束されたのは河南省南陽市出身の王柯・神戸大学教授である。福建省泉州市で3月7日から24日まで警察当局に身柄を拘束され、解放後に上海経由で関西空港に帰国した。
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