トランプ氏「地元圧勝」で再び勢い

足立正彦
執筆者:足立正彦 2016年4月22日
カテゴリ: 国際 政治 社会
エリア: 北米

 ニューヨーク州予備選挙が4月19日に行われ、民主、共和両党ともに最近連敗を喫していた「フロントランナー(最有力候補)」が圧勝した。民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官であり、共和党では実業家兼テレビパーソナリティのドナルド・トランプ氏である。とりわけトランプ氏は、3月22日のユタ州党員集会、4月5日のウィスコンシン州予備選挙、4月8日のコロラド州での代議員選出手続きで、それぞれ保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)に惨敗を喫し続けた。そのため、7月18日からオハイオ州クリーブランドで開催される共和党全国党大会までに候補指名に必要な代議員数1237名に達しない可能性も指摘され始めていたが、そんな中での圧勝だっただけに、より注目を集める結果となった。

 

2位以下を大きく引き離す

 トランプ氏は地元であるニューヨーク州で61%を得票して圧勝を収めたことで、同州で割り当てられていた95名の代議員のうち、最低でも89名を獲得することになった。ジョン・ケーシック・オハイオ州知事は2位となり、4名の代議員を獲得し、残り2名の代議員がどの候補に配分されるのかは今後明らかにされる。この結果、トランプ氏の獲得代議員総数は844名となり、クルーズ氏の543名を300名以上も大きく引き離すことになった(『New York Times電子版』参照)。

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執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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