米国務省員51名がオバマ政権のシリア政策に不満を表明
2016年6月20日 18:36
6月16日のニューヨーク・タイムズ紙が、米露合意で義務づけられた停戦を守っていないアサド政権に対して、米国は標的を絞り込んだ空爆などを行うべきだ、とする国務省内の「メモ」の存在を報じた。"51 U.S. Diplomats Urge Strikes Against Assad in Syria," The New York Ti…
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トルコのイスタンブールに滞在している。 9月半ばに1週間ほどイスラエル・テルアビブに滞在し、客員研究員の資格も与えられている国家安全保障研究所(INSS)で今後の共同研究の打ち合わせ、INSSに日本から高名な先生を迎えて中国問題のディスカッションを設定するなどしたが…
現在の中東政治・外交の共通の課題を表す概念を一つだけ挙げるならば、"de-escalation"だろう。これをどう訳すか。「緊張緩和」とでも訳すのが無難だろうが、あえて『フォーサイト』では国際政治に慣れた読者も多いと思われるので、「脱エスカレーション」としておきたい。「…
中東で生じている大きな変化を、これから折に触れ、抽象化して記していきたい。 見るべき重要なポイントは、中東地域の政治・国際関係の基調が「非国家主体から国家主体へ」と転じたという点だろう。 2001年の9・11事件以後、イラク戦争後の混乱を経て、「アラブの春」の動…
またも「中東通信」欄の更新が滞ってしまった。しかも今度は長期に留守をした。待っていただいていた読者の方々には深くお詫びしたい。それでもなお待ってくださるという編集部の皆様には感謝の言葉もない。 勤め先の東大先端研に設立した、「大学発・外交安全保障シンクタン…
2022年も大晦日となった。フォーサイト編集部からは、各種の寄稿の打診や企画のお誘いをいただくが、学内シンクタンクROLESの組織運営や海外拠点形成にかかりきりで、反応できないことが多くて心苦しいところである。 昨年はこの「中東通信」欄に、12月に一気に10本の…
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