リオ五輪直前:青木功に聞く(下)相次ぐ「出場辞退」から考えるべきこと

執筆者:内木場重人 2016年8月5日
エリア: 中南米 日本
「東京五輪につなげていきたいね」(C)田村邦男

 

 ――五輪でのゴルフ復活、喜ばしい反面、最初からスッタモンダの感がありました。ジェイソン・デイ、ダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピース、ロリー・マキロイ、アダム・スコットなど、世界ランキングトップ10から6名が辞退。日本からも世界ランク18位の松山英樹、70位の谷原秀人が辞退し、ほかにも世界各国で有資格者の辞退が続出しました。

 

 あくまでも個人的な思いで言えばね、おれがもし彼らの年代で国の代表に選ばれたとしたら、ああだこうだ言わないでスッと行ってたね。たとえば1984年、まだアパルトヘイト(人種隔離政策)問題がさかんに言われていたとき、おれは南アフリカでの試合に行ったんですよ。

 

 ――当時の南アフリカは国際的にアパルトヘイトが批判され、日本政府は国際社会と歩調を合わせる形で文化やスポーツの交流まで禁じていました。その同国の英雄であり、ゴルフ界の偉人であるゲーリー・プレーヤーから直接、主催試合に招待された青木さんに対し、政府がビザ発給を認めませんでした。

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