池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

執筆者プロフィール
池内恵
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター准教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。

橋の名のシンボリズム補遺2:セリム1世はオスマン帝国の「カリフ位」主張の淵源

2016年8月29日 23:08
第3ボスフォラス大橋に冠せられた「セリム1世大橋」のシンボリズムが、アラブ世界とクルド人地域の征服であることを先ほど記したが、セリム1世のシンボリズムは「カリフ制」にも深く関わっている。バグダードで13世紀にモンゴルの侵攻によって滅亡したアッバース朝カリフの…
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