もう1つの注目点:米民主党は「上院」を奪還できるか

執筆者:足立正彦 2016年9月9日
エリア: 北米
「トランプ現象」の煽りを喰って、かつての大統領候補マケイン氏でさえ苦戦している(C)AFP=時事

 

 9月の第1月曜日のレイバーデー(労働の日)休暇を終えて、米国大統領選挙は投票日の11月8日まで残り2カ月余りとなった。大統領選挙と同時に連邦議員選挙の投票も行われる。下院(定数435名)では現在、共和党が247、民主党は186、空席2と、議席数で共和党が民主党を61も引き離しており、選挙後も引き続き共和党が多数党の立場を維持することは確実である。むしろ、注目されているのは連邦上院議員選挙の行方である。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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