一筋縄ではいかない「トランプ」と「シリコンバレー」の関係改善

執筆者:足立正彦 2016年12月26日
左端はフェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグ氏、その隣はペンス次期副大統領で、右端はアップルCEOのティム・クック氏。トランプ氏の向かい側にずらりとその他の首脳らが座っていた(C)EPA=時事

 

  常に最先端技術を生み出し続け、世界の人々の生活スタイル自体をも大きく変革してきたのが、カリフォルニア州サンフランシスコの南に位置するシリコンバレーの技術企業である。ドナルド・トランプ次期大統領は12月14日、ニューヨークのトランプタワーにシリコンバレーを代表する企業11社の最高経営責任者(CEO)らを招き、長男のドナルド・トランプ・ジュニア、次男のエリック・トランプ、長女のイヴァンカ・トランプの3人の子どもも同席させて会談を行った。トランプ氏やマイク・ペンス次期副大統領との会談に臨んだのは、アップル、グーグル、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフト、電気自動車メーカーのテスラ・モーターズ、IBM、オラクル、Uberなどといった技術企業の首脳らである。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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